リワークの申請まで

彼氏の休職レポート

リワークについて

職場の休職者が利用していたため存在は知っていました。

ただ、簡単な報告書を作成したり、グループワークをしたりしながら生活リズムを整えて復帰するというプロセスを、彼氏が休職するまでは軽んじていたと思います。

実際に休職している彼氏自体は、休職前と何も変わりないように思うのに、散歩や旅行に行くと明らかに体力が低下しており、このまま復職してもすぐにギブアップしてしまうのではないかと思い、リワークという場の大切さを実感しました。

リワークについて調べる

さて、そんなリワークをするにあたり、何から調べていいのかわかりませんでした。

インターネットで「リワーク 大阪」で調べると、いくつかのサイトがヒットします。なかでもおすすめの事業所を紹介するページで2つにしぼりこんだものの、どちらがどう違うのか、判別つかないままでした。

産業医面談で彼氏が産業医に相談したところ、そのうちの1つは産業医の患者が利用し、産業医としての意見聴取を受けたり、産業医面談に同席したり、復職した後もフォローがあって手厚かったと教えてもらい、申し込む事業所がようやく決まりました。

初回面接に暗い顔で行く彼氏

そこからは見学申し込みをしたところ、すぐに先方から電話がかかってきて、あっという間に見学の日が決定しました。確か、申し込みをして翌日に電話があり、その翌日には見学に行っていました。

彼氏は「一人で行きたくない」とかなり渋っていましたが(ちなみに彼氏は180cm超えの屈協な見た目の男性です)、俺も仕事を休めなかったため一人で「行ってくる……」と暗い顔をして出かけていきました。

初回見学では、すでに散々語ってきた休職までの経緯と、リワークを利用することで期待すること、リワークにできることなどの情報共有がなされ、リワークプログラムの開始までの道のりが提示されました。

利用に向けた診断書

リワークでの復職支援は「就労移行支援」の障害福祉サービスとして、市町村に申請することで、その費用の助成を受けることができます。彼氏の場合は年収300~600万円の枠で、1か月の自己負担上限額は9300円でした。リワークの参加1回につき2万円くらいするらしいので、制度は申し込むに越したことはありません。

申請のためには主治医の意見書(リワークの利用が望ましく、利用できる体力があることの証明)、もしくは自立支援医療(精神通院)の診断書が必要です。彼氏は自立支援医療は申請していなかったため、精神科クリニックの主治医に診断書を求めたところ、自立支援医療の適応を勧められました。この主治医はもしかしたら、まだ彼氏には早いと思っていて、「リワークに耐えうる体力がある」胸の診断書を出すのをためらったのではないかと邪推しました。

申請に行きました

診断書を受け取り、そのまま俺も付き添って区役所に提出に行きました。大阪市の各区役所には保健福祉部があるので、そこに申請します。自立支援医療と就労移行支援は同じ窓口で同時に申し込むことができるので、この流れも良いと思います。

就労移行支援の申込みにあたっては、サービス利用計画案を提出する必要があります。彼氏の場合はリワーク先にて「セルフプラン」の計画書作成を手伝ってもらっていたので、書類の提出もスムーズでした。そののちに自宅かリワーク先に訪問調査員が来て、口頭での申請意思調査があります。大阪市はだいたい3週間以内に電話があるとの説明を受けました。調査員の予定によるので、ここは早めに連絡が来る可能性もあります。

彼氏の思い

彼氏としてはリワークをしようと思っていたものの、どんなスタッフなのかものすごく心配だったようです。なぜなら、彼氏自身もそこそこの規模の医療機関で相談支援業務に携わっていることから、なんとなくスタッフを値踏みしてしまうところがあったからだと聞きました。実際は、丁寧に、誠実な対応と、プログラムの豊富さに「休職中にこんな素晴らしいプログラムを受けられるなんて、俺にはもったいない……」といった気持ちになったそうです。そんな彼氏の複雑な思いにもスタッフの方々は寄り添ってくれたそうで、「リワークなんてしたくない」と言っていた彼氏も「頑張ってみる……」と言ってくれました。

まだまだ体験しか参加できていないとはいえ、家族である俺としてはリワークのスタッフに感謝しています。

実際のリワーク体験談や申し込みに関して感じたことは、また書いていきますね。

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